きりきりだらだら

思ったこと、もろもろ。富山では馬鹿者をだらという。

没入感がすごい「レッド・デッド・リデンプション」


先日発売された「レッド・デッド・リデンプション」をプレイしました。
世界観的に会社の同僚にはあまりウケが良くないソフトですが、自分は子供の頃から「シェーン」「夕陽のガンマン」「荒野の7人」やジュリアーノ・ジェンマ全盛期のマカロニ・ウェスタンを見てるからか、何の抵抗なくストーリーモードの序盤からゲームに引きずり込まれてしまいました。

このゲームの特徴はオープンワールドで、広大なマップを自由に動きまわり冒険出来ます。
西部開拓時代の自然をはじめ、各地の町の雰囲気がとてもよくできています。TV版「大草原の小さな家」のような生活感や人間模様があって、テレビや映画などとは違った没入感があります。
開発元のRockstar Gamesらしい、映画と肩を並べるメディアとしてシナリオやゲームシステム、そして画面とサウンドをつくっている作品です。

操作はグランド・セフト・オートよりもキャラの操作がしやすいように思います。
主人公の風貌はどことなく「ウーン、マンダム」の頃のチャールズ・ブロンソンっぽく、声を聞くとジェフ・ブリッジスっぽく見えてきて感情移入ということでもしっくり。
ストーリーにおいてはまだ序盤ですが、グランド・セフト・オートの主人公とは打って変わって、元義賊ながら意外と礼儀正しい印象を受けます。とはいってもプレイスタイルにより大悪党にもなれるシステムなので、キャラの性格はプレイヤー次第ではあります。登場する他のキャラの対応もプレイスタイルにより変化するようです。
広大でしっかりとした世界がつくられているので、ストーリーをどんどん進める以外にオブリビオンフォールアウト3のように、時々脇道にそれ、おたずね者を追って賞金稼ぎや狩り、探索を楽しめます。各地にウサギやアライグマといった小動物から凶暴なクマやクーガーなど、一つ間違うと死が待つ世界が時間や天候の変化とともによく表現されています。とくにノーマルマップが効果的で、馬の筋肉の躍動感が非常によくできています。

放浪モードというマルチプレイもなかなかよくできていて、スタートすると最大16人同時プレイが可能なストーリーモードと同じ広大な世界に突入します。ここで集団を組み協力して各地に潜むギャング一味を一掃することも、集団同士あるいは個別に対戦することも、一人で狩りに専念することも、自由に好きなプレイスタイルを楽しめます。
自分がはじめて放浪モードをプレイしたときはよくわからず、一人で山を歩いていたところでいきなりイノシシに突進され死んでしまいました。

レッド・デッド・リデンプション【CEROレーティング「Z」】

レッド・デッド・リデンプション【CEROレーティング「Z」】


シングルでもマルチでも、開拓時代の雰囲気に浸っていられるところがとても気に入りました。馬にまたがり荒野をさまようだけで楽しい作品です。