きりきりだらだら

思ったこと、もろもろ。富山では馬鹿者をだらという。

こころも読んだ

読書家でない自分でも、一度は読んでおきたい日本文学100選は少しずつですが進んでいまして、とうとうこころまでも読んでしまいました。
読み進めると結構つらくなってくる内容ですが、会社にあった数日前の日経新聞のコラムによると、新潮社のトップタイトルのようですね。
高校の時の現代文の教科書にも後半の部分があったので、今の自分の読んでいるところがこの部分にくると、ついに来たかという感じで懐かしくもあり、怖くもあり・・・
何年か前に、WOWOWで三橋達也さん出演の映画こころが放送されました。
その時は夜中だったので睡魔に耐え切れず全てを見られませんでしたが、Kの最期の現場で遺書を見つける先生の演出が、高校生の時読んだ印象と少し違っていたので、ちょっと驚いた覚えがあります。
遺書を手に取る際、先生の足か何かがKの遺体に少し触れ、Kの息絶えた体が少し動きました。そんなことには目もくれず淡々として遺書の方に手を伸ばす・・・そんな感じだったと思います。
まだまだ未熟者ながら高校の時からはだいぶ人生経験を積んだせいか、今読み終えてみると確かに高校生の時とは受け止め方がかなり違っています。というか高校生にわかるわけが無かったのだとも思います。
いつかまたこの映画が放送されると思いますが、今度はしっかり観てみたいものです。