きりきりだらだら

思ったこと、もろもろ。富山では馬鹿者をだらという。

大相撲とボクシング

優勝は既に決定していましたが、千秋楽の今日、横綱白鵬が朝青龍を破って全勝優勝をキメました。

スローモーションで見ると、朝青龍の足が大きく弧を描いて投げ飛ばされる様子が印象的でした。

受賞後のインタビューで日本の横綱と自分の父親の事にも触れ、そつなく答えていました。ちなみに今日の授与式には総理は来てません。身の回りの問題などで忙しいようです。

白鵬の記録は白鵬自身しかいないでしょうと解説の舞の海さんが答えていました。その通りだと思います。白鵬は歴代横綱の中でも歴史に残る大横綱になろうとしています。
こんなにすごい横綱なのに、どういうわけか華がありません。出演しているCMも朝青龍と比較すると印象が薄いです。
私は去年の名古屋場所の頃、名古屋駅桜通口のエントランスで白鵬とすれ違いました。すれ違った後しばらくしてから、あっと気づいて振り返りましたが、少なくとも自分が見たとき周りでは何の騒ぎも起きてませんでした。
似ているのが、ボクシング元ヘビー級チャンピオンのラリー・ホームズです。体格に恵まれている点でもよく似ています。

ホームズは、ボクサーには珍しいハンサムなケン・ノートンを破ってチャンピオンになり、かつてスパーリングパートナーを務めたグレーテスト!モハメド・アリにも勝利し、タイソンが出現するまでの長期政権を担った、かなりの実力者です。当時39歳のホームズをKOするのに、右が入りやすいのはわかっていたと言っていた全盛期のタイソンが4ラウンドもかかっています。

ライバルに恵まれなかったというのもあってか、ニックネームイーストンの暗殺者というわりにはインパクトに欠け、アリのイミテーションとも言われ、人気が今ひとつという点で白鵬に似ています。

白鵬もホームズも立派です。ただ、世間の人にとって優等生はちょっと退屈なのでしょう。

ボクシングと言えば、これを書いている今まだ内藤大助VS亀田興毅は始まってません。
個人的にはやさしい人柄の内藤選手に勝ってほしいのですが、ボクシングの未来のためには亀田選手が勝利する事が望ましいです。きっと内藤選手も十分分かっており、勝っても負けても引退することを考えているのではないかと思います。本心は本人しかわかりませんが。
いじめられっ子のチャンピオンベルト
私は内藤選手なら将来いいボクサーを育てると確信しています。試合後しばらくボクシングの事は考えたくないと思いますが、何としても人気が低迷しているボクシング人気を盛り上げてほしいと願っています。ロマンチックが止まらないです!