きりきりだらだら

思ったこと、もろもろ。富山では馬鹿者をだらという。

ふるさとを感じる おわら風の盆

私のふるさとには、越中八尾おわら風の盆という民謡があります。結構知られた民謡なので、YouTubeなどにいろいろな動画がアップされています。いくつか興味深い動画を見つけました。


これはおそらく地元の人ではなく、地元で育った人からすると非常に味わいのある、風変わりな雰囲気のアレンジになっています。地元では見られない尺八とトリッキーな三味線の調べが、みごとなハーモニーを奏でています。


風の盆を題材とした歌謡曲も幾つかあります。

これは菅原洋一さんの持ち歌を、熱心なファンなのでしょう「T.イノウイェ」という方がカラオケで切々と歌っています。Bという文字が、かつてのレコード版のB面を思わせるなつかしさを醸し出し、時折画面に効果付けされたフィルムノイズと相まって涙を誘います。


最後は現代の楽器ともいうべきMIDIを使った、先ほどの歌謡曲「風の盆」をアレンジされたもののようです。

始まりは斬新な、富士山を背後にしたところからスタートし、終わりはスターウォーズのオープニングを彷彿とさせる、非常に凝ったムービーに仕上げられています。富山にある八尾町からは富士山は見えないので、地元の人では発想すらできない見事な作品です。


こういった動画を見ていると、おわら風の盆が徐々に日本中に浸透しているのがわかり、地元出身者としてはうれしくて涙が出そうです。