THIS IS ITを観てきました。もう7年ほど映画館に行く事はなかったのですが、2週間限定というフレコミだったこともあり、この機会に観ておこうと思って出かけてきました。
後で公式ページを見ると好評につき上映期間延長という事で、ちょっとやられたかなと思いましたが、内容が良かったのでよしとします。最初に書いておくと、よほどのアンチ・マイケル・ジャクソンじゃ無い限り観ておいて損は無いと思います。
公式ページから上映している劇場を調べると、名古屋駅のすぐ側にあるミッドランドスクエアシネマという、最近多いシネコンで上映されている事を知り、定期を使えることからここにしました。
ミッドランドスクエアシネマ | トップ
クレジットカードを持っている人なら、ここのサイトから簡単に座りたい席の予約ができるようになっているので、劇場のチケット売り場で並びたくない人は予約してから行くのがベストです。しばらく行ってない間に便利になったもでのすね。注意点は払い戻しや時間変更ができないことです。
希望の席が確保できそうだったので、勤務先が休みでしたがどのくらいの人が来るのかというのも興味があって、あえて平日の夜18:40からの上映分に決めました。
ミッドランドスクエアはファッションブランドを扱うかなりおしゃれな建物なので、一瞬躊躇しそうになったのですが何とか入れました。真っ白のビートルズパーカーを着ていってよかったです。1階には車も展示されていて不思議な空間ですが、案内を見る事なく迷わず5階の劇場に辿り着けました。なかなか考えられた建築デザインなのでしょう。
劇場に着くと、売店の飲み物のいい匂いが立ちこめていました。入り口付近に予定されている映画のチラシが置いてあったので、気になっている、ジェームス・キャメロン監督の「アバター」のチラシをゲットしました。チケットは、購入時に受信したメールの予約番号と電話番号をiPod Touchで確認しながら、入って左手にある自動発券機で簡単に手に入りました。
記念にTHIS IS ITのパンフレットを買おうと探しましたが見つかりません。店員にたずねると(というより全員スタッフという感じのおしゃれな人達です)、残念な事に製作が間に合わず無いとの事でした。仕方ないのでちょっと高めでしたがTシャツを一着買いました。アマゾンでも手に入るようです。現金は十分持っていたのですが、レジの方に目をやるとクイックペイの端末。クイックペイ大活躍です。Tシャツはちょっと派手なのでためらいますが、直筆サインが入ってるわけではないのでただ飾るのはもったいないです。部屋着としてなら自分にも着れるでしょう。
上映時間が近づいて、入場口に人の流れができたので「もぎり」にと思ったら、上映10分前までもうしばらくお待ちくださいと丁寧に押し戻されました。ここが開演１時間前には入場できるライブと違うところです。映画初心者になった感じです。待っているうちに続々と人が入ってきます。すごい、やっぱりマイケルは人気があるんだなあと思いました。
上映開始。オーディションを通過したバックダンサーのインタビューから始まりました。みんな感激で声を詰まらせながら答えています。オッサンの私は最近涙もろくなってしまったので、この時点でグッとなってしまい、とても2時間近くは持たないんじゃないかと不安になってきました。
映画はライブのリハーサルを中心に構成され、様々な映像素材を組み合わせて１曲１曲がフルで聴けるようになっています。リハーサルなので、確認や打ち合せで一時中断する時もありますが、曲を全部通して見せているため本番ライブそのものです。
私はときどきライブに行っているので、座ったまま手拍子もしない劇場の客席に少し戸惑っていました。手拍子しないまでも、何度も曲の終わりについ拍手をしてしまいそうになりました。拍手してもいいとは思いますが、沈黙をもって讃えるのが東洋のならわしでしょうか。多分アメリカの劇場では手拍子や拍手があると思われます。
I'll Be Thereの曲の時、ちょっとかわいいハプニングがありました。曲の中でマイケルやダンサー達がゆっくり手を振るシーンがあるのですが、この時私の視界に手が入ってきたのです。
私の左隣には20代ぐらいの女性が座っていたのですが、映画に引き込まれていたのかマイケルといっしょになって手を振っていたのです。ライブではよくある事でも普通の映画ではまず考えられないと思います。
中盤ぐらいでしょうか、期待していたスリラー3Dの映像が流れました。もちろん全て見せるようなことはなく、他の映像を交えながらですがちゃんとフルで聴けました。スリラー3Dは完成しているのか知らないのですが、上映されたら絶対観たいと思います。おそらくそのブルーレイも出るでしょう。このためにゴーグルとPS3を買ってもいいと思っています。PS3はアップデートでブルーレイ3Dに対応予定となっているようです。【本田雅一のAVTrends】欧州のBlu-ray普及、3D対応を着実に進めるBDA -AV Watch
エンドロールの時にHeal The Worldが流れると、何人かの人が口ずさんでいました。まさにライブです。左隣からも聴こえました。見終わった後はもう大満足で、退社してしばらく会ってないN君を誘って、また映画館通いも悪くないかなあとも思いました。
帰宅途中iPod Touchでマイケルのアルバムを聴いていると、自分のライブラリーにはI'll Be Thereがないことに今さら気づきました。マイケルの曲の多くは権利関係の問題でiTunes Storeでは購入できません。が、ジャクソン５の頃の曲ならダウンロードできます。帰宅後早速ゲットし、ずっと聴いてます。I'll Be There、只今マイヒットチャート上昇中です。
