きりきりだらだら

思ったこと、もろもろ。富山では馬鹿者をだらという。

間口を広げるという事は相当大変ですよ

任天堂の岩田さんが言ってた「ほとんどの人はゲームのことはあまり考えていない」と、
何を今更と突っ込みたくなるこの事を、意外に業界の人や関係者は気づいていないと思う。
 
DSトレーニングなどのソフトがヒットして、間口を広げたと岩田さんが言ってるけど
確かに今までゲームをしなかった人も多くこのソフトに触れたんだと思う。自分も両親にやらせた。
でも、正直こういったソフトをきっかけとしてこれから〜そういうのも、かなり大変だと思う。
 
DSトレーニングを両親にやらせた時は、問題とその解き方の説明に苦労した。意外にわかってもらえなかった。
年齢的な問題だけでなく、ゲームするという興味がないからだとは思うが。
DSの起動設定も簡単に起動するようにセットしておかないと、まずわかってくれない。
 
特に車に興味があるというわけではない両親が、2人ともマニュアルの自動車を運転できる。
エンストさせる事なくクラッチをスムーズに繋げられるのに、
DSトレーニングの遊び方ばかりか、起動すらわからない。
興味がないからできないというのは当てはまってない。
 
やっぱり誰でもわかるように説明する部分がちょっと足りないのだと思う。
こういう場合ネット等に慣れた人達は、マニュアルを読めとか調べろって突放すけれども
間口を広げたい分野にこの方法は通用しないし、寅さんなら言うはず
「それを言っちゃあ、おしめぇよ〜」
 
読んでくださいと指示する前に、
書いてあるんだけどなあ・・・と愚痴る前に、
どうして読まれなかったのか、理解されなかったかを考えないと
多くの人に触れて欲しいと思っても無理がある。当たり前の事だけど。
書いてあるところが目立たなかったのかもしれないし、
レイアウトがまずかったのかも、文章もわかりにくかったのかもしれない。
まず作り手側の謙虚な姿勢からはじめないと、やっぱり好きな人向け、専門の人向けになってしまうだろう。
間口を広げるって凄いパワーが必要で、かなりリスクが大きいと思う。