きりきりだらだら

思ったこと、もろもろ。富山では馬鹿者をだらという。

久しぶりにまんが日本昔ばなしを見ました

文化的なことには何も触れない一日でしたが、cocoonが昨日の日本昔ばなしを録ってくれていたので、何年かぶりに見てみました。主題歌や二話構成、前と同じで懐かしかったです。

ききみみ頭巾

心やさしいおじいさんが、助けた狐から恩返しにもらった頭巾で幸せになるという、昔ばなしらしい和やかな話。おお懐かしい〜。

キジも鳴かずば

小豆まんまが食べたいという病気の娘のために、わずかな米と小豆を盗んでしまった父親を、罪人ということで氾濫続きの川をおさめるために人柱にしてしまうという、何とも可哀想な話です。父親が捕らえられたきっかけも、娘の病気をきっかけとした事や、病気が治った娘が歌ってしまった「手まり歌」から発覚したという事で、悲しみのあまり何日も泣き続け、ある日全く口をきかなくなり、ついには姿を消してしまう・・・うー悲しいですね。
昔話には意外と残酷な話が多いですけど、これは何となくリアルでした。

本当に怖い話で・・・

「キジも鳴かずば」は、娘が姿を消す前、目の前で猟師に撃たれたキジに対して詠った言葉がタイトルになっています。昔ばなしとして脚色されている部分があるとはいっても、天災の対策に罪人を人柱にするというところは妙にリアルで恐ろしいですね。
どこかの農村で、選挙をめぐって村八分が行われていた事件や部落制度にまつわる話など、遠い昔の事でもない話が各地にあります。信じがたい昔話として伝えられているものが、案外実話だったりするかもしれません。怖い話です。