きりきりだらだら

思ったこと、もろもろ。富山では馬鹿者をだらという。

ぜひ大人に見て欲しいアニメーション「スピリット」

今日は持っているDVDでおすすめのものを紹介しましょう。


パッケージを見るとディズニー映画かと思ってしまいますが、ドリームワークスが手がけています。ピクサージョン・ラセターの宿敵カッツェンバーグの製作です。

アニメーションっていうことで「ええ、ちょっとなあ」と思われるかもしれませんが、決して甘ったるいお子様向け映画ではありません。むしろ大人が見たほうが楽しめると思います。一応DVDには子供向けおまけコンテンツもありますが。

ディズニーにありがちな、動物の歌や語りを交えながら成長していくパターンでなく、主人公の馬の心の語りで補足されてはいるものの、登場する動物の鳴声としぐさ、表情によって表現されています。
人間との友情も巧みに表現され、意外にも力強いストーリーで見終わった時にはさわやかな感動を覚える作品です。

映像的な特徴として、手書きセルと3DCGを見事に調和させたつくりとなっています。2つの手法の切り替わりを見抜ける人は、そうはいないでしょう。本当に見事で、初めて見た時はちょっと鳥肌が立ちました。映像関係者は押さえておきたいところです。

ナレーションはマット・デイモン、挿入歌はブライアン・アダムスが手がけています。
サントラも紹介しましょう。
スピリット

スピリット/オリジナル・サウンドトラック

スピリット/オリジナル・サウンドトラック


私はサラ・マクラクランの大ファンなので、ブライアンとのデュエット曲、エンディングで流れるDon't Let Goが特に好きです。サラの話はまたいずれ書きたいと思います。
ブライアンが作った歌は、若い頃の力みが無くなり、映像と相まって穏やかな印象を受けます。

とにかくこの映画はなかなかおすすめです。WOWOWで何度も放送されたからか、この前までは入手困難だったDVDも、先日家電量販店で沢山並んでいるのを見かけました。再販商品なのかな?
とにかく何度も観てみたい、そんな映画です。